地域リハビリテーション広域支援センター
地域リハビリテーションとは
「障害のある子供や成人・高齢者とその家族が、住み慣れたところで、一生安全に、その人らしくいきいきとした生活ができるよう、保健・医療・福祉・介護及び地域住民を含め生活にかかわるあらゆる人々や機関・組織がリハビリテーションの立場から協力し合って行う活動のすべて。」(日本リハビリテーション病院・施設協会による定義、2016年)
千葉県における地域リハビリテーション支援体制
千葉県では、千葉県地域リハビリテーション支援体制整備推進事業のもと、県内9つの二次保健医療圏ごとに地域リハビリテーション広域支援センターを1ヶ所ずつ指定しています。当院は平成14年より香取海匝圏域の地域リハビリテーション広域支援センターに指定されております。
地域リハビリテーション広域支援センターは、地域の高齢者や障害者がいつまでもいきいきとした生活を送ることや、たとえ介護が必要となっても、生活の質を落とすことなく住み慣れた地域社会で生活出来るよう、千葉県健康福祉部健康づくり支援課地域リハビリ班や、千葉県リハビリテーション支援センターとの相互協力のもと、予防から急性期・回復期・維持期までのリハビリテーション関係機関の連携体制の推進を行っております。
地域リハビリテーション支援体制の目指す姿
千葉県健康づくり支援課ホームページより引用
地域リハビリテーション広域支援センターの機能・役割として以下の項目があり ます。
全ての広域支援センターが行うべき機能・役割
- 連絡協議会等の開催を通じた連携支援体制の構築
- 地域包括ケア推進に向けた市町村への事業協力
- リハビリテーション専門職が在籍していない関係機関に対する相談支援
- 研修会等の実施を通じた協働促進
圏域の実情に応じて取り組むべき機能・役割
- 地域診断と圏域分析に基づく先駆的取り組みの実施
- 一般住民に対する健康増進・介護予防等の取り組み支援
- 資源が少ない領域の支援体制の構築
- その他地域リハビリテーションの推進に必要な取り組み
地域リハビリテーション広域支援センターとしての当院の役割と取り組み
・香取海匝地域リハビリテーション連絡協議会、地域リハ・パートナー会議の開催
関係機関との連携強化を目的に開催しております。・研修会や講演会の開催
年に数回、リハビリテーションに関する知識・技術の向上を目的に開催しております。当ホームページにてお知らせもしております。
・市町村介護予防事業の支援
地域住民主体の「通いの場」立ち上げの支援や、介護予防サポーター養成講座の支援を行っております。
・ネットワーク支援班
障がい者交流会「和希楽会(わきらくかい)」の運営を通しての、障がい者の社会参加の推進と、情報共有を行っております。
・講師派遣・出前講座の実施
リハビリテーションや健康増進・介護予防に関する研修会等に講師を派遣しています。また、地域リハビリテーションに関する出前講座も開催しております。
・訪問リハビリ支援班
研修会等による、訪問リハに関する質の向上や、顔のみえる連携づくりの推進を行っております。
※詳細につきましては、掲載している年度事業報告もご覧下さい。