神経精神科
基本方針
基本方針
- 利用者本位の多面的な診療を実現するために、多くの職種が協働すると共に、院内の他部門と積極的に連携します。
- 利用者が安心して地域生活を送れるように、利用者や家族をはじめとする関係者を支援し、偏見の解消に努めます。
- 救急・急性期、児童青年、重症の精神障害のために医療を重点的に提供し、他医療機関や院外の保健・福祉等関係機関との連携を進めます。
精神保健福祉士
神経精神科 メディカルスタッフの仕事内容
精神保健福祉士（メンタルヘルスソーシャルワーカー）の仕事は、メンタルヘルスや福祉に関する専門的な知識を活かして、精神に障害を抱えるご本人やご家族の相談にのり、利用者の皆様がよりよい生活を送ることが出来るよう支援を行います。日常生活を安心して過ごすための支援や社会参加への手助け、経済的な問題の対処など、病院から地域社会への橋渡しをする重要な担い手になっています。業務は3つの部門に分かれていて、計7名の精神保健福祉士が担当しています。
１．外来・病棟 ≫ 精神保健福祉士3名
ご本人・ご家族から精神科医療を受けられる際に生じる不安、悩み、疑問や生活上の課題・ご希望等についてのご相談をお受けします。入院された方に関しては、権利擁護の視点を大切にし最善となる為の退院支援を行います。
いずれの方もその方が希望する地域でその人らしく生活できるよう、福祉・行政機関・地域の相談支援機関等と連携しながら支援を行います。
２．リハビリテーション（デイケア・ショートケア）≫ 精神保健福祉士2名
「日中活動する場が欲しい」「仕事をするための準備をしたい」など様々な目的に対して、他職種と連携してリハビリテーションを実施しています。特にその職能を活かし、就労訓練や社会資源サービスの情報提供、生活技能訓練等のプログラムを担当しています。利用者の方々が自立した生活を送っていくための個別支援を行っています。
3．アウトリーチ（コミュニティメンタルヘルスチーム）≫ 精神保健福祉士2名
医師、看護師、作業療法士とチームを組み、自分からサービスにつながりにくい重い精神障害を抱える方の地域生活を訪問で支えています。精神疾患になった事で日常生活や社会生活が上手に送れなく社会から孤立してしまっている方々が再び自分の希望を取り戻し、チャレンジできるよう利用者が暮らしているコミュニティで社会参加の実現に向けた伴走型の支援を行っています。
●新人教育プログラム
精神保健福祉士 新人・新採用研修計画公認心理師
臨床心理室では、公認心理師6名がご本人やご家族の心理的な困難や問題への解決に向けた支援をしております。
- 主な業務
- 子どもから大人までの幅広い年代を対象に、
プレイルーム
カウンセリング
ご本人やご家族へプレイセラピー
主に児童期のお子様へ
（オリエンテーションは認知行動療法、精神分析的心理療法、折衷派等様々です）集団療法
外来リハビリや病棟での統合失調症や双極性障害の心理教育プログラム、認知行動療法プログラム、外来児童グループ、 児童のご家族向けのグループ、家族会 等心理査定
知能検査、性格検査、認知機能検査等、患者さんの状態やアセスメントの目的に応じて行います。 - 対象患者さん
-
集団療法
統合失調症、気分障害、神経症性障害、パーソナリティー障害、児童・思春期の問題をお持ちの方等様々であり、それぞれの患者さんの状態やニーズに合わせてお会いしています。
- 主な活動場所
-
面接室
神経精神科
外来（2名）、病棟（2名）、リハビリテーション（デイケア・ショートケア）（2名）病院全体
リエゾンチーム（2名）、緩和ケアチーム（1名）、職員のメンタルヘルス（1名）
であり、様々な領域で多職種と協力しながら臨床に携わっています。
●新人教育プログラム
公認心理師 新人・新採用研修計画作業療法士
神経精神科に所属する作業療法士は計5名おり、多職種チームの一員として日々の業務にあたっています。入院リハビリテーションでは、早期回復を促し、地域生活へのスムーズな移行を目指してOT（作業療法）を実施しています。また、主体的でより良い生活の獲得を目指す外来リハビリテーション（デイケア・ショートケア）、安心した地域生活をサポートする訪問支援（CMHT）などに携わっています。そのほか、家族支援やグループホーム支援など、多職種と協働して行う業務は多岐にわたります。
買い物支援
調理練習
●新人教育プログラム
作業療法士 新人・新採用研修計画ピアスタッフ
神経精神科では、精神疾患の経験や精神保健福祉サービスの利用経験のある当事者の方が、その経験をもとに患者さんの支援にあたるピアスタッフがおります。デイケアや病棟でのグループワークや訪問活動などを行い、患者さんに寄り添い、悩みや課題について一緒に考え、回復の支援をしています。
現在2名のピアスタッフが業務にあたっています。
メディカルスタッフの実績
神経精神科の業務実績（精神保健福祉士、作業療法士、公認心理師）
世界標準の精神医療を提供できるよう一人一人のキャリアアップを全面的にサポートする研修、講習会へ参加しています。また、院内をはじめ精神科独自の勉強会、症例検討会も盛んに行われています。
研修
- 標準版家族心理教育研修会（日本心理教育・家族教室ネットワーク）
- 精神保健福祉実習指導者講習（社団法人日本精神保健福祉士協会）
- 職業リハビリテーション実践セミナー（独立法人高齢・障害者雇用支援機構）
- 相談支援従事者研修（千葉県）
- サービス管理責任者研修（千葉県）
- CPMS（クロザリル患者モニタリングサービス）講習会
- SST初級リーダー研修（一般社団法人SST普及協会）
- SST中級リーダー研修（一般社団法人SST普及協会）
- MI（動機づけ面接法）集中講座
- 救命救急センターに搬送された自殺未遂者の自殺企図の再発防止に対する複合的ケースマネジメントに関する研修（厚生労働省自殺未遂者再企図防止事業）
- 自殺対策・相談支援研修（国立精神・神経医療研究センター）
- ゲーム依存治療指導者研修
- 摂食障害治療研修
- 緩和ケア研修(PEACE)
- がん相談支援センター相談員基礎研修
- ストレスチェック実務者養成研修
- ギャンブル依存症治療指導者研修
- 千葉県認知症コーディネーター研修
- スマホ依存防止学会(PISA)上席アドバイザー
その他の資格
- 社会福祉士
- 認定専門公認心理師
- 認定精神保健福祉士
- 産業カウンセラー
- サービス管理責任者
- 相談支援専門員
- 介護支援専門員