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香取海匝地区心不全連携ネットワーク

香取海匝地区心不全連携ネットワークからのお知らせ

香取海匝地域心不全連携の会

香取海匝地域の高齢化に伴い、当地域においても心不全患者数、入院数共に増加している心不全パンデミックの状態が継続しています。
心不全という疾患の特徴として、入院を繰り返す点が挙げられます。そのたびに患者さんはADLの低下をきたし、自宅退院が困難となるケースが多くなっています。そのためリハビリ病院に転院してから自宅へ、その後は自宅近隣の医療機関へという経路を辿ることになりますが、その間に患者背景や、治療内容などの情報共有が困難になることを我々はしばしば経験します。患者さんが、どの医療機関にいても切れ目のない治療を行えるような連携システムの構築が必要との認識から、この度、近隣の医療機関の先生方の御協力を得、あじさいネットワークとして活動を開始することになりました。

本連携システムでは、3つの共通ツール、心不全手帳、患者情報共有シート、心不全連携チャートを用いて患者さんの生活指導、病歴、治療方針を共有します。患者さんが、急性期から、慢性期、かかりつけ病院に状態に応じてスムーズに移動でき、症状の悪化を来しても修正を行えることで、心不全悪化による入院を防ぐ事が出来るのではないかと考えます。
地域全体で心不全患者を支えるための方法が何か、この連携システムを用いて検討を行い、より良いものへ改良して行きたいと考えております。