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TQMセンター

「医療の質と経済性に関する実態調査」と個人情報保護法および倫理指針改正について
がん診療均てん化のための臨床情報データベース構築と活用に関する研究

医療の質指標

病院全体の指標

医療の質
患者満足度調査
指標の説明 当院は年に1度、外来・入院患者さんの満足度調査を行っています。
受けた治療の結果、入院期間、安全な治療に対する患者さんの満足度をみることは、医療の質を測るうえで直接的な評価指標の重要な一つです。
ここでは病院全体に関する満足度として、「この病院について総合的にはどう思われますか?」の設問で「満足、やや満足、どちらともいえない、やや不満、不満」の5 段階評価で、満足・やや満足 の数を集計して掲載しました。
算出法 外来・入院患者満足度アンケート調査の結果から抜粋
当院の対応 満足度は入院、外来とも概ね90%台でした、これは全国の同規模の病院とほぼ同様の結果です。
外来・入院の様々な点をアンケートの対象として、病院全体の質改善、患者さんの満足度向上につながるよう、努力していきます。
患者満足度調査(入院)
患者満足度調査(入院)グラフ
患者満足度調査(外来)
患者満足度調査(外来)グラフ

救命救急の指標

救急車の応需率
指標の説明 当院は一次~三次救急すべてに対応する病院として24時間365日救命救急センターをオープンしています。一方周辺病院が診療制限をするなどの影響で当院に救急患者が集中する傾向が年々強まっています。
救急の場面では満床、手術受け入れ不能状況や近隣病院受診が適切と判断した場合などに、心ならずも受け入れをお断りすることがあります。
応需率は救急車受け入れ要請に応需できた比率を示しています。
算出法 分子;救急車受け入れ台数
分母;救急車受入要請件数
当院の対応 できるだけ多くの救急患者を受け入れられるようスタッフ・設備・地域との連携体制の充実を図っていきます。
救急車受け入れ台数グラフ

医療安全に関する指標

転倒・転落発生率
指標の説明 入院患者さんの転倒・転落は、治療不要な軽症から緊急治療を要する重症まで様々な程度があり、機能障害の悪化、入院期間延長、医療費の増加などを招く場合があります。
この指標はできるだけ0に近いことが望まれる指標ですが、事故を繰り返さないよう発生時に必ず報告をして原因を分析し、予防対策を検討していく姿勢が重要です。
算出法 分子;転倒・転落のインシデントレポート提出数
分母;入院述べ患者数
(パーミル); 1000分の幾つであるかを表す語。千分率。1パーミルは1000分の1を表す。
当院の対応 転倒・転落患者率は入院1,000名あたり1人台で経過しています。
日本病院会の他の病院と比較しても低い数値ですが、更に0に近づくよう努力していきます。
転倒・転落発生率グラフ

地域医療連携に関する指標

紹介割合・逆紹介割合
指標の説明 2022 年度から採用された新しい項目です。2021 年度までは、紹介率・逆紹介率として計測してきましたが、令和4 年度診療報酬改定に伴い、外来機能の明確化および医療機関間の連携を推進する観点より、名称変更、定義変更し、新たに紹介割合・逆紹介割合として計測することになりました。紹介割合とは、他の医療機関から紹介されて来院した患者と救急患者における割合です。一方、逆紹介割合とは、初診患者と再診患者に対し、他の医療機関へ紹介した患者の割合です。つまり、紹介割合・逆紹介割合は、地域の医療機関との連携の度合いを示す指標です。
算出法 (紹介割合%)
分子;紹介患者数+救急患者数
分母;初診患者数

(逆紹介割合‰)
分子;逆紹介患者数    
分母;初診+再診患者数 
単位;‰パーミル(×1000)
紹介率グラフ 逆紹介率グラフ

※日本病院会QIプロジェクト結果報告より