1. ホーム
  2. ご来院のみなさまへ
  3. 外来
  4. 乳腺センター(診療内容)

乳腺センター

診療内容

 乳腺の良性疾患および乳がんに代表される乳腺の悪性疾患に対応しています。
 乳がん診療では、症例に応じて手術(乳房温存手術、乳房切除と同時再建手術)・内分泌療法、化学療法や分子標的治療など、幅広い治療法に対応しています。

診療の実際

外来

 月曜(午前)、火・木曜(午前と午後)に1~2人の医師が外来診療を担当します。
 他院でマンモグラフィ―を撮影していれば持参してください。直近の検査が無い場合には、当院においてマンモグラフィーや超音波検査を受けていただき、疑わしい所見があれば生検(※1)を行い、診断、治療へと進んでいきます。
※1:生検:病変部位の組織を採取して顕微鏡で観察することによって、病気の診断または病変の拡大の程度を調べる臨床検査の一つ

マンモグラフィ検査

 マンモグラフィーは、乳腺・乳房専用のレントゲン撮影装置です。
 乳房は病変と通常組織のコントラストが出にくい部位のため、鮮鋭度の高い画像が見られる特殊な装置を用います。当院では、より高感度、高画質の画像表示が可能な「フラットパネル」という種類の撮影機器を導入しています。
 撮影は、上半身裸になり、撮影装置の前に立って、乳房を挟みながら圧迫して行います。「斜め(MLO)」と「横(CC)」の2方向から撮影を行ない、検査時間は平均10分程度です。圧迫による痛みを感じる方がいますので、その場合には遠慮なく技師に伝えてください。
 また、患者さんのご希望があれば女性技師が撮影を担当しますので、その際も遠慮なく受付の係りに伝えてください。なお、ペースメーカを入れている方や、インプラント(豊胸)をしている方はマンモグラフィーを使用できない場合があります。
 マンモグラフィーに加えて、当院では「マンモトーム」という針生検用の機器も整備しています。マンモトームでは、マンモグラフィーでしか映らないようなとても小さな病変からも組織を採取することができます。

  • AMULET f

超音波検査

 乳房の超音波検査で使用する機器は腹部など他の超音波検査を行うものと一緒ですが、乳房の検査では専用の探触子(※2)を使用して行ないます。検査は、上半身裸になり、ベッドに仰向けになって、検査する側の腕を上げて行ないます。超音波の伝導をよくするためにゼリー状の液体を塗り、探触子を乳房にあてて、上下・左右に滑らせて、超音波の反射波をモニターに映し出します。乳がんの場合にはしこりに凸凹や不均一な濃淡が確認できるのに対し、良性の場合にはしこりの内部の濃度が一様に見えるなど、良性、悪性の判断が可能です。数mm の小さなしこり(腫瘤)を見付けたり、しこりの性状が詳しくわかる検査ですが、細かい石灰化は見えません。
 検査時間は10~15分ほどですが、条件によって時間がかかる場合もあります。痛みはありません。放射線を使わないので被ばくの心配もありませんので妊娠中の方でも検査が可能です。
 当院では、超音波室での乳房の検査は原則として女性技師が行っています。プライバシーにも十分配慮した環境で行っていますので、安心して検査をお受けください。
※2:探触子: 超音波の発信と受信をする部分

治療

 乳がんの場合、「局所(乳房)の治療」と「全身の治療」の2本立てで行うのが基本です。局所治療は手術または放射線、全身治療は薬物によるものが該当します。がんを促進するホルモンを抑制する「ホルモン療法」も、薬物療法のひとつです。
 全身治療を行う目的は「再発予防」です。初発の患者さんの場合、ごく早期でない限りは原則として薬物療法は必ず行います。薬物療法が抗がん剤治療になるか、ホルモン療法になるか、あるいは分子標的薬(※3)になるかは、がんの性質に合わせて選択します。
※3:分子標的薬: 体内の特定の分子を狙い撃ちし、その機能を抑えることによってより安全に、より有効に病気を治療する目的で開発された薬