統括病院長あいさつ

統括病院長 野村幸博
旭中央病院は昭和28年の開院以来、地域の中核病院として発展してまいりました。この間、高度急性期病院として救急医療・周産期医療・小児医療・感染症対策などで地域医療を支え、また、がん・脳卒中・心筋梗塞・精神疾患などの専門医療にも注力してまいりました。
しかしながら、今般の急激な少子化や人口減少、高齢患者の増加など社会が大きく変化していることから、全国各地で地域医療のあり方も変容を迫られています。そこで、国は地域医療提供体制の新しい指針として「新たな地域医療構想」を2027年度から始めようとしています。この「新たな地域医療構想」は、今後増えていく高齢の患者さんを地域全体で支えるための取り組みです。そのめざすところは、救急医療・入院・外来・在宅医療・介護がスムーズにつながり、必要なときに必要な医療が受けられ、そして住民が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられることです。これを実現するためには、病院や診療所がそれぞれの役割を分担し、同時に医療機関同士の連携や医療機関と介護施設との連携をこれまで以上に密にすることが必要です。今年度は地域の医療機関の連携を一層深めることを目標とし、これを第一歩としてやがては地域全体で住民に寄り添える医療体制を作っていきたいと考えています。
一方で、旭中央病院自体も医療の質と安全の向上に引き続き取り組んでまいります。これからも住民の皆さまから信頼され、必要とされる病院であり続けるため職員一同力を合わせて努力していく所存ですので、今後ともご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2026年4月
統括病院長 野村幸博
病院長あいさつ

病院長 糸林 詠
当院は「すべては患者さんのために」を基本理念として昭和28年創立以来、地域の基幹病院としての役割を果たしてまいりました。その実質的な診療圏は香取海匝2次医療圏から山武地区、茨城県鹿行地区を含む半径30km、人口約90万人の範囲におよびます。地域の皆様には当院の診療体制を理解いただき、育てていただいたと認識しております。今後も変わらぬご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。
さて近年わが国の社会情勢には大きな変化が生じています。人口減少、少子高齢化、物価高、働き方改革、高額医薬品に代表される社会保障費の高騰などです。このような変化に国が決める診療報酬の設定がついていけず、わが国の病院の8割が赤字という厳しい状況となりました。2026年の診療報酬改定により、この状況が少しでも好転し、医療の質向上が図れることを期待しております。
また、最近は高齢者救急症例が増加し、空床を埋めることにより、急性期拠点機能を必要とする患者さんが入院できなくなるという心配も生まれています。このような問題を解決するために、国も個々の病院の役割分担を明確にした新しい地域医療構想による効率化を求めています。当院も近隣の医療機関との連携をさらに密にして、急性期治療を終えた高齢患者さんはスムーズに適切な連携病院へ移っていただき、次の救急患者さんに備えるという運用を構築していかなければならないと考えております。そのためには地域の皆様のご理解が一層必要となります。このような現状をふまえて皆様にご協力いただければ幸いと存じます。
当院としましても、これまで行ってきた救急医療、高度急性期医療、先進医療、小児周産期医療を中心とした急性期拠点病院としての役割をしっかり果たし、皆様の健康寿命の延伸に少しでもお役にたてるように努めて参りたいと思います。引き続きよろしくお願い申しあげます。
2026年4月
病院長 糸林 詠