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臨床病理科・遠隔病理診断センター

スタッフ

遠隔病理診断センター

役職 氏名 学会資格等
遠隔病理診断センター長 深山正久 東京大学名誉教授
日本病理学会名誉会員
日本病理学会病理専門医研修指導医
日本癌学会名誉会員
日本専門医機構病理専門医
厚生労働省死体解剖資格
遠隔病理診断センター部長 兼
旭中央病院附属病理診断科診療所長
山内直子 日本病理学会学術評議員
日本病理学会病理専門医研修指導医
日本専門医機構病理専門医
日本臨床細胞学会細胞診専門医
日本病理学会認定分子病理専門医
厚生労働省死体解剖資格

嘱託

役職 氏名 学会資格等
東京大学医学部人体病理学・病理診断学 阿部浩幸 日本病理学会病理専門医
日本病理学会病理専門医研修指導医
日本臨床細胞学会細胞診専門医
日本病理学会分子病理専門医
厚生労働省死体解剖資格
千葉県がんセンター臨床病理部 牧瀬尚大 日本病理学会病理専門医
日本臨床細胞学会細胞診専門医
日本病理学会分子病理専門医
厚生労働省死体解剖資格
自治医科大学大学院 三浦珠希 日本病理学会病理専門医
日本臨床細胞学会細胞診専門医
厚生労働省死体解剖資格

遠隔病理診断センターについて

癌の診断、治療方針の決定に必須である病理診断、これを行う専門医(病理医)が日本では不足し、病理医不在の病院が多数存在しています。
充実した臨床病理科(病理診断科)をもつ旭中央病院と病理医不在病院をデジタルネットワークでつなぎ、当センターから安全・安心の病理診断を、迅速に地域の病院にお届けします。
遠隔病理センターは「地元で高度医療を安心して受けられる」地域医療に貢献します(詳しくは以下の記事をご覧ください)。

臨床病理科

役職 氏名 学会資格等
部長代理 長谷川隼 日本専門医機構病理専門医
日本病理学会病理専門医
厚生労働省死体解剖資格
主任医員 小川真毅 日本専門医機構病理専門医
日本病理学会病理専門医
日本臨床細胞学会細胞診専門医
厚生労働省死体解剖資格
医員 花村優太  
特任医師 鈴木良夫 千葉大学大学院医学研究院 客員教授
日本病理学会病理専門医研修指導医
日本専門医機構病理専門医
日本臨床細胞学会細胞診専門医
厚生労働省死体解剖資格

顧問

氏名 所属先
向井清 警友会けいゆう病院 元東京医科大学病理診断学教室教授
張ヶ谷健一 誠聲会病理診断部 千葉大学病理学教室名誉教授
蛇澤晶 国立病院機構東京病院 元臨床検査センター長

嘱託

氏名 所属先
堀内啓 東京医科大学 分子病理学分野
飛梅実 先進的研究開発センター
入江太朗 岩手医科大学 病理学講座
長谷川秀樹 国立感染症研究所 研究センター
安原理佳 昭和大学 口腔病理学講座
大平泰之 昭和大学 臨床病理診断科
山田洋介 東京大学医学系研究科病因・病理学専攻
松原丈二 東京大学医学系研究科病因・病理学専攻
高田拓弥 NTT東日本関東病院病理診断科

当科について

臨床病理科は、形態学を通した疾病診断を専らとします。

2008年4月から「病理診断科」が標榜科入りを果たしました。当科では、それ以前から臨床科の一員としての矜持を持ち、患者さんの治療方針の決定に携わって参りました。日本においては、我々病理医が直接患者さんの面前に立つ事は殆どありません。しかしながら、主治医の後ろには、特殊な技能を持つ私達が、いつも皆様の疾病に目を光らせているのです。

私たちは地域基幹病院としての使命を果たすため、また日進月歩の医学に対応する数々のニーズに応えるべく常にサービスの向上を心掛けています。

また、当科は2019年6月より千葉大学との協定により連携大学院・マクロ病理診断学講座となっています。

概要

当院臨床病理科は常勤医師5名、非常勤医師12名(内スーパーバイザー4名)、臨床検査技師11名、事務職員2名で構成されています。
日本病理学会A級認定施設として活動し、当院が高機能病院として活動する一翼を担い、また厚生省指定臨床研修病院として、或いは各科認定教育施設としての責務を果すのに貢献しています。
また、2019年にISO15189:2012の認定を取得しました。

組織診断

臨床病理科の最も基本的な業務です。
身体の一部をごく少量採取し、光学顕微鏡を使ってその詳細を検討することで、病気について形態学的診断を行います。
こうした検索によって得られた診断は、治療の方針決定に大きな役割を果たします。
また、手術で摘出された臓器を検査し、手術後の方針などを考える上で有益な情報を提供しています。
当院臨床病理科では、このような組織診断を2023年には10,954件行っています。
この検査の特殊なものとして、術中迅速診断があります。
これは、手術中に、数分程度で形態診断を下し、術式の決定をする為に行われます。
2023年は326件行っています。

細胞診断

身体の細胞を採取して、それに対し形態学的な診断をする検査です。
生検組織診断に比べて、容易に検体の採取ができる利点があります。
2023年には12,691件行われました。
この検査には特殊な訓練の後に得られる資格(細胞検査士)を持った検査技師を要し、当科6名の臨床検査技師が取得しています。

病理解剖

不幸にして、お亡くなりになられた患者さんについて、その最後の診断として、病理解剖を行っています。
これにより、診断治療の適不適を振り返り、また新たな情報を得ることによって、今後の診断および治療の更なる向上に役立ててまいります。
当院では、毎年100件近くの病理解剖を行っており、国内有数の件数を誇っております。

カンファレンス

臨床病理科では、臨床各科と定期的にカンファレンスを行っています。
以下に、臨床病理科が行っている全7種類のカンファレンスをご紹介いたします。

CPC (年4回)

地元医師会と合同開催しています。
また、千葉大学腫瘍病理学教室より千葉大学、群馬大学、山梨大学の病理学及び法医学の関係者にリモート中継をしています。
全剖検症例の中で、貴重な症例を毎回1-2例選出し、検討しています。
大学、他病院から専門の先生をお招きして、討論にご参加いただいています。
現在246回を数えています。

研修医向け剖検カンファレンス (毎月第四金曜日)

主に研修医を対象として、毎月3例の剖検例について検討を行っています。
研修医が担当した症例、もしくは教育的症例を中心にカンファレンスを行っています。
初期研修に必須であるCPC report作成の指導が行われます。

呼吸器カンファレンス (毎週月曜日)

呼吸器内科、呼吸器外科の医師と、術前術後の症例についてカンファレンスを行っています。
毎回術前2-3例、術後2-3例を検討しています。

皮膚カンファレンス (毎月第三金曜日)(現在休止中)

皮膚科の医師と、皮膚生検例についてカンファレンスを行っています。
毎回4例前後を検討しています。

腎臓カンファレンス (毎月第二火曜日)

腎臓内科の医師と腎生検全例についてカンファレンスを行っています。
毎回7例程度を検討しています。

脳腫瘍カンファレンス (毎月第二木曜日早朝)

脳外科の医師と脳腫瘍手術例についてカンファレンスを行っています。
毎回4例前後を検討しています。

血液内科カンファレンス (毎月第四火曜日)

血液内科の医師と血液疾患症例についてカンファレンスを行っています。
毎回5症例程度検討しています。

お知らせ

臨床病理科では、研修医および常勤病理医を随時募集しています。
詳細については、当院総務課或いは当科まで直接ご連絡ください。

連絡先

総合病院国保旭中央病院 臨床病理科

千葉県旭市イの1326番地
電話:0479-63-8111(代)