2025年3月5日(水) ✿2024年度 卒業式✿
25.03.13
2025年3月5日(水)に卒業式が行われました。
ご卒業おめでとうございます!





~学校長式辞~
卒業生の皆さん本日はご卒業おめでとうございます。そしてまた保護者の皆さん誠におめでとうございます。皆さんは3年間の学校生活で看護学を習得して晴れて卒業式を迎えることが出来ました。思い返せば2020年から世界中に猛威を振るった新型コロナウイルス感染症で高等学校から従来の学習環境が激変し、皆さんが入学した2022年は感染予防策に気を遣う毎日でありました。人生で最も楽しかったはずの困難な時代でありましたが、皆さんはそれを乗り越えて職業人の資格を手にしました。皆さんは4月から人生の新たなステージに入ります。3年間にわたって学んだ看護学を社会に還元し、病を得た人々に安心と信頼を届ける使命が待っています。
皆さんが入学した時、「努力は報われますか」という私の質問に対して「そう思う」と答えたのは55%でした。これから看護師として患者さんに接する時、自分の未熟さと成長することの大事さに気付かされる機会が増えて参ります。努力しても必ずしも報われないことはありますが、努力なしに目標達成が得られる訳ではありません。よしんば報われることがなくとも目標に向かって努力したプロセスはいずれ報われることに繋がります。 看護師になって皆さんが描くゴールは人様々だと思いますが、自己実現、自己完成のゴールははるか彼方の霧の中にはありません。さらに高みを目指して具体的な目標に向かって頑張って欲しいと思います。
皆さんの先輩達は困難な課題に直面した時、親身になって相談できる仲間、上司のアドバイスで乗り切ることが出来たと言います。また不規則な勤務の日常で、健康管理は欠かせないとも言います。心身の健康がかけがえのない財産であることは病院実習などを通してよく理解しているとは思いますが、社会人となった今、心と体の健康に一層注意を払って下さい。
さて保護者の皆さんが大事に育てた学生諸君が本日卒業式を迎えました。皆さんの温かい保護の翼のもとで学習にいそしみ大きく羽ばたいて新しい社会人の誕生です。これから新社会人としての第一歩を踏み出しますが、皆さんの助言・ご指導を得て一歩一歩成長の階段を上ることになります。学校では引き続き病院と一体になって卒業生の成長をサポートしたいと思います。結びになりましたが、卒業生諸君の活躍と保護者、ご来賓の皆様のご健勝を祈念申し上げ私の式辞と致します。
2025年3月5日
総合病院国保旭中央病院
附属看護専門学校 学校長 伊良部徳次