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ナイチンゲールの卵たち

旭中央病院看護学⽣
ガンバリ⽇記

〜サヨナキドリ(⼩夜泣⿃)は旭で巣⽴つ〜

2024年10月12日(土) 看護学校創立60周年記念式典を行いました

24.10.18

2024年10月12日(土)に創立60周年記念式典を行いました

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創立60周年式典式辞

 本校は本年創立60周年を迎えることが出来ました。それも偏に旭市・千葉県・国および卒業生その他多くの皆様のご指導とご支援の賜物であり深く感謝申し上げたいと思います。当校は初代病院長で初代学校長・故諸橋芳夫先生が「地域の医療人材は地域で育てる」ことを理念に開設されました。開設以来、脈々と受け継がれる看護の精神は「視点は地域に、視野は世界に」がバックボーンであります。  50周年のご挨拶で私はこれから顕著になるであろう当地域の少子・高齢・人口縮小に臆することなく時代の変化を柔軟に受け入れつつ看護人材の育成に邁進したいと述べました。この10年間の私達を取り巻く社会環境は予測を大幅に超える変化であります。少子高齢社会にあってキーワードとなって久しい合計特殊出生率はわが国全体で1.20、千葉県が1.14と大きく下がる中で、旭市の1.31は明るい指数ではあります。旭中央病院で働く若い女性達の牽引要素が大きいと推測されますので、旭市を含む東総地域の活性化に当校卒業生の貢献が極めて大きいことを示す資料と言えそうです。すなわち当校は地域の看護人材育成と同時に、地域社会の基盤を維持する最も重要なプレイヤー育成の役割も担っていることを従来以上に自覚する必要があります。

 人口縮小による看護師志望学生の絶対数減少の中で3年課程、4年課程ともに定員を満たすことが困難な時代に突入しております。人口減少時代にあって私達の目の前で起こっていることは高みを目指す努力をないがしろにする傾向であり、その結果は仕事あるいは業務の質が低下するという自明な事実であります。しかしながら人手不足を理由に医療の質を落とすことが許容されるでしょうか。答えは「否」であります。

 私は当校の大きな目標は日本一の看護師養成校になるこだと常々申し上げています。そのためには志願者確保および卓越した知識・技能を備えた人間性豊かな看護師を社会に送り届けることです。選ばれる学校の必須条件は、多種多様な受験機会の提供で時代の変化に対応できる活力あふれる受験生への吸引力を高めることであり、新たな歴史を紡ぐべく職員一同努力を傾ける所存であります。申し遅れましたがお忙しい中、本日の式典にご臨席いただいた皆様の今後益々のご健勝を祈念致しますとともに引き続き当校に対するご指導・ご支援を御願い申し上げ私のご挨拶に替えたいと思います。

2024年10月12日

旭中央病院附属看護専門学校

学校長 伊良部徳次

Tel. 0479-63-8111

受付時間:8:30~17:00 / 休み:土、日、祝