11月の学校行事
23.12.18
11月は1日(水)に継灯式を行いました!
学生1人ひとりが自分が目指す看護を
イメージしてロウソクに色を付けました
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(学校長式辞)
継灯式をお迎えの皆さん本日は誠におめでとうございます。 4月に入学して以来約半年が過ぎました。 耳慣れない専門用語にもようやく慣れて毎日の講義の中で看護師になるという目標に近づきつつあるという実感が湧いてきたことと思います。そして看護師としての基礎的素養を身に着けたことが認められ本日の継灯式を迎えることが出来ました。 さて継灯式について説明したいと思います。皆さんがご存じの通り、現代看護学の基礎を築いたとされるナイチンゲールの看護の心を継承する儀式として戴帽式というのがありました。看護師の心構えを確認する儀式としてローソクを灯して純白のナースキャップを授与される戴帽式が長年継続されて来ました が、様々な理由でナースキャップが廃止されました。しかし患者の立場に立った尊厳と思いやる心を持った看護は科学が進歩して時代が変わっても人類の普遍的価値としてナイチンゲール精神を受け継いで欲しいという意味で当学校では戴帽式を継灯式と名称を変えて継続することにしました。 本日の継灯式を機会に患者さんの健康増進と権利の擁護者としての看護師という職業に対する意識を高め責任の重さを一層自覚して欲しいと思います。 患者さんの健康を守るには自分自身が健康でなければなりません。これまで以上に学校の学習は極めて過密なスケジュールで進められます。心身ともに健康でなければ看護の学習は継続し得ないという厳然たる事実はすでに経験した通りです。またこれからは講義という座学のみではなく実習が加わります。これまでの学生と教師との関係に加えて、看護の対象として患者さんとのコミュニケーション場面が増えて参ります。教科書による知識・技術の習得は勿論ですが、看護学の勉強は結局のところコミュニケーションを磨くことに大きく影響されることをしっかり認識して下さい。皆さんの大半がスマホに接する時間が1日4時間を超えているようですが、スマホやインターネットで得られる情報は狭い範囲で偏った情報に限定されていると言われています。スマホを休んで新聞やテレビニュースに接する時間を持ってほしいと思います。 先程の「誓いの言葉」で保護者の方々は皆さんの着実な成長をとても喜んでいることと思います。保護者および周りの多くの人々に支えれれて看護師への道を歩んでいることを忘れないで下さい。結びになりましたがご参列の保護者の皆さんの益々のご健勝と学生諸君の成長を祈念して私の式辞とします。
2023年11月1日
総合病院国保旭中央病院附属看護専門学校長
伊良部徳次