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緩和ケア科

緩和ケア病棟 Q&A

緩和ケア病棟についてよく頂くご質問にお答えします。

Q1.緩和ケア病棟ではどのような治療が受けられますか?

医師・看護師をはじめ様々な専門職(薬剤師、栄養士、歯科衛生士、理学療法士、ソーシャルワーカー)がチームで診療に関わり、がんの進行に伴う心身の辛い症状を緩和する治療やケアを積極的に行います。症状緩和治療に専念し、心臓マッサージ、人工呼吸器などの積極的な延命治療は行いません。

緩和ケア病棟への入院により症状が緩和されましたら、外来・地域の医療機関と連携し、ご自宅で過ごせるようサポートさせていただきます。

Q2.どのような方が対象になりますか?

がんの根治を目指すことが困難になった方で、ご家族も含め病名や病状を理解され、当科でのケアを希望された方を対象とさせていただきます。

また、疼痛コントロールなどを目的とした、一時的な入院も検討させていただきます。

Q3.緩和ケア病棟への入院はどのようにすればよいですか?

まず、緩和ケア外来(予約制)を受診していただきます。
そこで、医師が現在の病状を診察し、当病棟への入院が必要と判断した場合は、当科における診療内容について説明いたします。

その後当病棟での入棟審査会で病状などについて検討し、当病棟への入院が必要となった場合、順番で入院のご連絡をします。

一般的な入院待ちの日数は、審査から数日ないし2週間程度です。
当病棟への入院までの間に病状が変化した場合は、申し込みをした外来の主治医にご相談していただくか、救急外来を受診してください。その時、入院の必要があれば一般病棟へ入院していただき、当病棟が空き次第、一般病棟から移っていただきます。

Q4.入院中の家族の面会や付き添いはできますか?

原則として、病院の面会制限に準じています。

面会許可は申請者の方のみとなります。

患者さんの状態により面会や付き添いについては対応を相談させていただきます。

Q5.退院後の再入院への対応はどのようになっていますか?

症状が緩和し外来通院となった方、または在宅診療を受けている方で、入院が必要となった場合は、再入院する事が出来ます。再度の手続きは不要です。外来主治医または訪問看護師にお申し出ください。

但し、緩和ケア病棟が満床の場合は、一時的に一般病棟への入院となります。

Q6.緩和ケア病棟では検査や治療は一切行われないのでしょうか?

病状の変化に伴い必要と思われる検査や治療は、患者さんご家族と相談の上行います。