各国の色々な展示を見て凄いと思ったものが3つありました。
1つ目は、手をかざすだけで紙が取れる電動ペーパーホルダーです。
センサーにかざせば自動でちり紙が折りたたまれて出てくるので、
片麻痺の人・手が不自由な人がどこにも触れることなく紙を取れる。
更に触れないという面で感染予防対策にもなります。その為、病院や
駅など公共の場での活躍が出来るそうです。
2つ目は、高齢者用の柔らかい食事やミキサー食です。
試食をしてみたのですが、自分が想像していたものとは異なり
ご飯粒がちゃんとあり、味も変わらず食感が違うだけでした。
ミキサー食は、食品の原形がなくドロッとしているものかと
思っていたら、見た目も普通のものと同じで食欲を失わずに
食べられると思いました。
3つ目は、車椅子を使用している人でも、使いやすいキッチンや
介助がしやすい浴室です。車椅子だと自立歩行が出来る人よりも
視線などが低いため、奥まで手が届かなかったりします。ですが、
今回見たキッチンは床から78cmの高さになっているので、誰でも
使えるようになっていました。浴室はスライド式の手すりだったので
自分が使いやすい所で使用出来ます。また、浴槽全体が移動するため
介助者にとっても便利です。
福祉機器展には他にも沢山あり、実際に体験したりデモを見ることが
できとても勉強になりました。現代社会は高齢化が進んでいるので、便利で
安全で安心して使える機械が日常生活に取り入れられれば、どんな人でも
過ごしやすい社会になると思いました。
(50回生)